側頭部圧迫による反射運動の研究 (ハンガー反射の研究)
A reflex motion of head by temporal pressure (Study of Hanger Reflex) 2007-

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  • 研究担当佐藤未知(08-, 主担当), 旭雄士(09-, 臨床研究), 梶本裕之(07- , 監督, 原案).
  • (旧担当者):松江里佳(07-08, 主担当), 橋本悠希(07-10, アドバイザ).
  • 概要
    針金製のハンガーを横向きにして側頭部を挟むような形で頭に装着すると、期せずして頭部が回転し横を向いてしまう。この現象そのものはよく知られているが、具体的な身体的機序は解明されていない。本研究は、ハンガー現象の原理を解明し制御する方策について検討することで、将来的にヒトが知覚出来ない程度の微細な触覚刺激によって頭部位置を任意の方向に誘導する等の触覚インターフェース開発の可能性を示すものである。
    現在はハンガー反射を応用した痙性斜頸治療の可能性から医療応用の研究も行なっている。

News!

  • 「ハンガー反射を利用した痙性斜頚の治療の臨床応用」が臨床試験登録されました! (詳細ページへ)

タイムライン

  • 2007
    • 梶本先生トリビアの泉「ハンガーをかぶると頭が回るトリビア」を見て、これを応用したナビゲーションインタフェースを考案。
    • 松江が初代担当となり研究開始。この現象を「ハンガー反射」と命名した。あらゆる角度でハンガーをかぶり頭部圧力分布を計測した結果、側頭部前方にハンガー反射を起こすツボのようなものがあることを発見。
  • 2008
    • 松江が卒業したので佐藤(未)が2代目担当に。ハンガー反射を利用して人間の頭を自由に回す装置をつくろうとするが、前任の松江の代からこれは難航していた。。
    • ようやくハンガー反射を応用した頭部回旋装置の開発に成功!
  • 2009
    • 2/13にNHK解体新ショーでハンガー反射と頭部回旋装置が紹介される。
    • 解体新ショーをたまたま見ていた富山大学病院の旭先生が痙性斜頸(頸部ジストニア)治療にハンガー反射応用を提案。電通大・富山大の共同臨床研究スタート。
  • 2010
    • 装置の特許出願
  • 2011
    • 特許公開
  • 2012
  • 2014
    • 特許登録

発表業績 Publications:

原著論文 Transaction Papers

  1. 相場,旭,梶本,佐藤,大山. 平,林:携帯筋電計の音フィードバックを用いた痙性斜頸に対するボツリヌス治療およびハンガー反射の応用,日本運動障害研究会機関誌,Vol.24, No.1, pp.13-18, 2014
  2. 佐藤, 松江, 橋本, 梶本: ハンガー反射 - 前側頭部圧迫に誘発される頭部回旋運動 -, 日本バーチャルリアリティ学会論文誌, vol.19, no.2, pp.295-301, 2014.[filepdf]
  3. 旭雄士, 林央周, 浜田秀雄, 佐藤未知, 梶本裕之, 高嶋修太郎, 遠藤俊郎, ハンガー反射を用いた頸部ジストニア治療の試み, 機能的脳神経外科 49, pp.173-176, 2010. (in Japanese)

受賞 Awards

  1. ベストプレゼンテーション賞,2008/10/31,佐藤(未),松江,刀祢,橋本,梶本:ハンガー反射を利用した頭部回旋装置の研究,エンターテイメントコンピューティング2008.[fileindex.html]
  2. インタラクティブ発表賞,佐藤(未),田島,橋本,梶本:ハンガー反射発生条件の検討,インタラクション2009(2009年3月一橋記念講堂).[fileindex.html]
  3. Best Paper Award, M.Sato, R.Matsue, Y.Hashimoto, H.Kajimoto: Development of a Head Rotation Interface by Using Hanger Reflex, IEEE RO-MAN2009, 2009/9/30.[fileindex.html]
  4. 論文賞,2015/9/11,佐藤, 松江, 橋本, 梶本: ハンガー反射 - 前側頭部圧迫に誘発される頭部回旋運動 -, 日本バーチャルリアリティ学会論文誌, vol.19, no.2, pp.295-301, 2014. 受賞報告

国際学会(査読有) International Conference (with peer review)

  1. R.Matsue, M.Sato, Y.Hashimoto, H.Kajimoto: Hanger reflex -a reflex motion of a head by temporal pressure for wearable interface, SICE Annual Conference 2008, Chofu, Japan, 2008/8/20-22.[filepdf]
  2. Michi Sato, Rika Matsue, Yuki Hashimoto, Hiroyuki Kajimoto: Development of a Head Rotation Interface by Using Hanger Reflex, IEEE RO-MAN2009, pp.534-538, 2009/9/29-10/1.[filepdf]

国内学会 Domestic Conference

  1. 松江, 佐藤(未), 橋本, 梶本:側頭部圧迫による反射運動の研究,日本バーチャルリアリティ学会第12回大会,2007. [filePDF]
  2. 佐藤(未),松江,刀祢,橋本,梶本:ハンガー反射を利用した頭部回旋装置の研究,エンターテイメントコンピューティング2008(2008年10月金沢),2008. [filepdf]
  3. 佐藤(未),田島,橋本,梶本:ハンガー反射発生条件の検討,インタラクション 2009(2009年3月東京),2009. [filepdf]
  4. 佐藤未知,松江里佳,刀祢太輔,橋本悠希,梶本裕之:ハンガー反射を応用したウェアラブルデバイス,日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会2009,2009.
  5. 佐藤(未),橋本,梶本:ハンガー反射発生時における頭部圧力分布の計測,第14回日本バーチャルリアリティ学会大会,2009.[filepdf]
  6. 旭雄士, 林央周, 浜田秀雄, 佐藤未知, 梶本裕之, 遠藤俊郎: ハンガー反射を用いた頸部ジストニアに対する治療の試み, 第49回定位・機能神経外科学会総会, 2010.1.23.
  7. 旭雄士, 林央周, 佐藤未知, 梶本裕之, 道具伸浩, 高嶋修太郎, 遠藤俊郎: ハンガー反射の発生率についての検討, 第25回日本ニューロモデュレーション学会, 2011.5.21.
  8. 旭雄士, 佐藤未知, 梶本裕之, 道具伸浩, 高嶋修太郎, 田中耕太郎, 林央周, 桑山直也: ハンガー反射の出現率についての検討, 第5回MDSJ, 2011.10.8.
  1. 佐藤未知, 中村拓人, 梶本裕之:ハンガー反射における皮膚せん断変形による触錯覚と運動誘発, 第5回テレイグジスタンス研究会,2014[filepdf]

デモンストレーション・ポスター発表(国際会議のみ) Demonstration & Poster(International Conf.)

  1. Rika Matsue, Michi Sato, Yuki Hashimoto, Hiroyuki Kajimoto,“Hanger reflex” - a reflex motion of a head by temporal pressure for wearable interface-, EuroHaptics2008, Madrid Spain, 2008/6/10-13.
  2. M.Sato, R.Matsue, Y.Hashimoto, H.Kajimoto: Development of a Head Rotation Interface by Using Hanger Reflex, IEEE RO-MAN2009, 2009.
  3. Asahi T, Hayashi N, Sato M, Kajimoto H, Hamada H, Takashima S, Endo S.: The occurrence rate of the hanger reflex in healthy volunteers, 15th international congress of Parkinson's disease and movement disorders, 2011.6.8.

特許 Patents

  1. 特許第5552844号, 装具: 旭,佐藤,梶本 [fileJ-STOREリンク]

学位論文

  1. 松江 里佳: 側頭部圧迫による反射運動の研究, 学士, 2008.
  2. 佐藤 未知: ハンガー反射を利用した頭部回旋装置の研究, 学士, 2009.
  3. 佐藤 未知: 痙性斜頚に対するハンガー反射を利用した治療の試み, 修士, 2011.

メディア紹介

  1. NHK 解体新ショー,2009/2/13.
  2. 朝日新聞 土曜版Be「ナントカ学」,2009/10/17.
  • Abstract:
    When a head is equipped with a hanger made of wire sideways, and it’s temporal region is sandwiched by the hanger, the head rotates unexpectedly. Although this phenomenon itself is known well, the mechanism that underlies this phenomenon is not known. This paper aims to understand the mechanism, and further show the possibility to utilize the phenomenon as a human interface.
Last-modified: 2017-01-11 (水) 11:38:46