2008年度 座談会†
参加メンバー†
A: ストロー
B: トゲトゲ
C: 足裏
D: 鉛筆
E: 笑
F: 周辺視
G: ハンガー
H: ファントム
海外発表について†
D: 今年は国際学会であちこち行った一年でした. 列挙すると
・CHI…イタリアのフィレンツェ
・Laval Virtual…フランスのラバル
・Euro Haptics…スペインのマドリッド
・SIGGRAPH…アメリカのロサンゼルス
こんな感じか. じゃあまず, CHI組どうだった?
E:ちょっとお固い学会だった. しっかり実験をやってないと論文は通らない感じ.
A:それが普通だけどねw
E:デモ発表だと思って寝ずにデバイス作って重い荷物を持って行ったのに, 着いてみたらなんとデモじゃなくてポスター(発表)だった.
GTHE・勘違い!
E:スタッフの人に聞いてデモはダメと言われたけど、デバイスがもったいないのでゴミ箱の上でデモやった.
(一同, 爆笑)
F:Aさんはその辺にあった机を使ったんですか?
A:こっそり持ってきた.
E:さすがにボランティアの人は何も言えなかったようで.
A:大丈夫. ポスターボードの裏がちょうど空いてたから.学会はやったもん勝ち.表にポスター, 裏にデモという感じでやった.
E:Nさん*1もデモやったんだけど, プロペラとプロジェクタ*2あればよかったからなんとか乗り切れていたんだよ
D:発表以外はどうでしたか?ご飯とか観光とか
E:イタリアの飯はめちゃくちゃうまい
A:タコのピザがおいしかった. あと街がきれい
Eイタリアの人は日本語結構知ってるんですよね. 「どんだけー」とか
B:あ, それLavalでも言われたよ.
話題はLavalへ.
D:Lavalってどこですか?
F:遠かったね
D:どこって聞いてんだよ!距離じゃないよ!
F君お得意の質問と回答の不一致炸裂.
F:パリから西に何時間か行ったところです.
D:どんなところ?
G:とにかく日が長い!夜8時でもガンガン明るいの!
B:逆に朝が暗いんだよね. あとパンがうまいんだよパンが!
一同食べ物のおいしさについて延々と語る. フランス料理の凄さなど.
D:で, 何の学会なんですか?
BLaval Virtual なので, バーチャルリアリティの学会, なんかヨーロッパ版.
D:全然分からない…
G:ぶっちゃけLaval Virtual ってなんだ?
A:あそこはごっちゃ. 企業も出してるし, 研究室も出してるし. アマチュアの人もいて, それぞれの先端技術を見せるお祭り. だから学会発表もするしデモもするし学生コンペもある.
D:トラブルとかなかった?
G:毎日マシントラブルだらけ. IVRCの時*3は二台あって交互に落ちてくれたからいいけど, Lavalでは一台しか持っていかなくて, 一日十回くらい落ちてた.
D:マシンが止まるとあせるよね.
B:すごい勉強になった.
G:Lavalでのことがあって反省して、日本に帰ってからデバックしまくったんだよね. おかげでSIGGRAPHでは全然トラブルなかった.
話題はSIGGRAPHへ.
D:じゃあ, 次の海外発表SIGGRAPHについて語ろうか.
E:ここはC君でしょ.
D:C君ご指名入りました. SIGGRAPHどうだった?
C:辛い学会だったよ……
(一同, 大爆笑)
B:学会中に撮った写真を見たら, C君は全部寝てた. 食事中とか.
E:なんでそんなに眠かったの?
A:オレと一緒の時間くらい寝てたじゃん.
皆:うわ, デター
D:人にいっぱいタスクかけといてオレは寝る!
G:オージンジオージンジ.
B:C君は何を出展していたの?
C:新しい感じの触覚ディスプレイを出してました. 生き物が掌の中にいるような感覚が出せるものと, 頬でコミュニケーションするもの, スライム感を出せるもの.
D:アメリカ人の反応はどうでしたか?
C:良かったですね. 日本人だと「あぁーなるほどぉ」となるのが, アメリカ人だと「フォーーーー!」になる.
(一同, 爆笑)
C:オーバーリアクションですごいやる気が出るんだよ.
E:喜んでくれると苦労が報われるね.
A:SIGGRAPHの展示の何がいいって, とにかく楽しい. お客が楽しんでくれるからうちらも楽しい. だから4日間という長丁場に耐えられる.
E:そこ, 重要.
A:あと, D君を見てると楽しい. テンションの上がり方が半端じゃない.
D:客よりテンション高くなっちゃうんです.
E:虫の展示ブースに「ヘーイ!これ何だい?」って元気に寄って来るんだよ
A:何かの俳優さんに似てるって言われていたよね
D:「お前はジョージ・クルーニーみたいだ」と. どこが?って思ったけど
G:すごいお世辞だな.
A:あっちは何でもビッグだからね.
なぜ梶本研究室を志望したのか?†
E: H君は何を思って梶本研に来たの?
H: 僕はアマチュアのアートとかを見に行くのが好きで. 見るのは好きだったんですけど作れたらいいなぁと. 工房で出したの*5とか. それでこの研究室を選びましたね.
D:ほぉ. じゃあC君は何で来たんだっけ?
C:前から霜柱のサクサク感とか踏む感覚に興味があって, 今年の3月に梶本先生に「C君足裏刺激の研究やりたくない?」って誘われたからかな.
A:でも, C君の最初の面接*6はだいぶヤバかったよ. 終わった後に先生が「彼大丈夫なの?」って言ってたしね.
C:ダメだと思いました
D:配属された初期の頃は「静かだなぁ」と思ってたけど, 見事に超変態さをさらけ出したね. 梶本研に来て正しかった.
A:ちゃんと明るい変態で良かった. アクティブだし.
G:一, 二ヶ月でライブを十本も見に行く*7とか, わけ分からんねー.
A:今年からライブに行きだしたんだっけ?きっかけは?
C:去年のIVRCの直後に行った文化祭かな.
G:日記に「やばい, 涙が止まらなかった」って書いてあった.
C:布教したいんだけど….
D:布教してもいいけど, うちら全員好きな音楽偏ってるよ*8.
G:でもEはダメすぎた.
D:F山M治*9だよ. 皆マイナーな何かが好きって言ってるのに, メジャーだよ!
H:それ先生いなかったんですか?
D:先生いなかった. 先生含めてやりたいよね. 先生何聞いてるんだろ
H:いつも音楽聴きながら作業してますよね
C:先生は多分, 北斗の拳聞いてる.
(一同, 大爆笑)
通年行事を振り返る†
D:梶本研では4月〜5月にかけて新入生に講習会*10をしますが, それについてH君はどうだった?
H:あの時が一番楽しかったですね. 色々勉強できたし. 技術がついてきた実感がありました. 見方がどんどん変わっていきましたね.
D:次の6月7月は研究テーマを決めました. H君は自分で研究テーマ選んだよね.
E:何でファントム*11が良かったの?
H:正直, 真面目に考えてなかったです.
(一同, 爆笑)
H:なんか比較してそれがおもしろそうだって思いました.
D:そんなもんだよね. その後, H君が初めて論文を書きましたが, どうでしたか論文を書くというのは.
H:僕が書いたって言うか, ほとんど先生に直されて原文が残らなかった*12っていう感じです. でも今自分が書いたやつを読み直すとあり得ないですね. まだ優しい直され方してるなぁと感じます.
G:今読むとまだまだだなぁってなるよね.
H:昔のは自分で読んでて意味分かんないです.
(一同, 笑)
H:昔の文章は自分で直せちゃいますね. そこは先生の優しさでそんなに修正しないでいてくれているんですね.
G:Dの昔の文章とか電波だよ.
D:今も電波さ
G:英語論文書けばある程度読めるらしいのに.
D:英語は書いてるだけは楽しいよ. 前にOさん*13と議論して, 英語は書いてて楽しい, しかし間違っている. 日本語は書いててつまらない, しかも間違っているという結論を得た.
(一同, 爆笑)
H:僕らのひどい文章を直せる梶本先生の国語力ってすごいですよね.
G:めちゃめちゃ頭いい人だからね.
D:何でもできる人.
A:自分で事務好きって言ってた, 多分事務職に就いてたらそこでもトップクラスになっちゃうよ.
D: 8月9月は, H君がIVRCに参加しました. どうでしたか.
H:...それなりのトラウマですね
(一同, 大爆笑)
H:まぁ若いうちしかああいうのは許されないので, そういう意味では, いいかなと
D:経験値は上がったから.
A:トラウマは持っていた方が人生に深みが出る.
D:じゃあ, 9月ですね. VR学会*14で奈良に行きました. 発表した人は…
G:Aさんと, Bさんと, Dくんと, H君とS*15さんだね.
D:H君は学会自体が初めてなわけだけど, どうだった?
H:準備が大変でした. 午前中に大学で中間発表して, すぐに大阪に旅立ってと時間に追われましたが, 結構楽しかったです. あと, 業界の空気を知れたのは良かったですね.
D:学会って聞くと敷居が高そうな感じがするもんね .
A:今回は学会後のレセプションが凄い豪華だったよ. USJの一つのホールが, 一日だけVR学会本部の貸し切りになってた. 丁度ハロウィンの時期で, ハロウィンパーティのショーをVR学会のためだけにやってくれるというVIP扱い.
H:猫耳をした人がお菓子をくれたり.
B:参加費高かったけど, それに見合った価値があったよ.
D:そんな感じで9月はVR学会に行きました. 10月も学会ありましたね. エンターテインメントコンピューティング*16ですね. 行った人ハーイ.
G:G, C, D, Aさんです.金沢に行ってきました. 出発した28日は僕の誕生日でした.
D:誕生日に学会!素晴らしい!エンターテインメントコンピューティングはどんな学会なんですか?
G:エンターテインメントにコンピューティングする学会です.
D:お, 正解!(違う).
G:アートよりの人たちと工学系の人たちが集まる学会でした.
A:楽しいもの勝ちの学会というわけではなかった. きちんと研究していることが大事.
G:それよりオレがベストプレゼン賞を取ったっていうね!.
D:そうです. うちの研究室から賞が出ました.
一同:わー(拍手)
1年目と2年目で変ったこと(それぞれの反省)†
H君(B4)の場合†
H:研究室に入る前は, やっぱり優秀な人が沢山居るのかなって思ってました. 僕がやっていけるか不安だったんですけど…
G:それが幻想だと気付いちゃったと.
(一同, 笑)
H:幻想というか…まあ, 幻想でした. でも最近は思い直してきて, みんなすごいなって思ってます.
D:それは勘違いだ.
H:ちゃんと世界が見えてきたから, なにが凄いのかっていうのが分かってきたっていうのはありますね. 実際に自分も研究してみて, 自分ができないことが沢山あるってわかったので. まだ, これからですね.
G君(B5)の場合†
G:俺は, 自分のしょぼさをひたすら思い続けた年だった.
D:それ1年目もじゃなかったっけ?
G:1年目は自分は, しょぼいけどちょっとすごいかもって思ってたから.
D:俺は思わなかったなー, 先生が偉大だったから.
G:今年になってだいぶやべーなって思って. だから今はがんばって人間になろうとしてるんですよ, 締切を守ろうとかw.
D:G君は1年目と2年目で研究変ってるよね. その辺はどう?
G:そもそも, 去年のジッパー*17は研究と呼べねぇからなー. 難易度的に去年のおれじゃ明らかにできなかったことだし. そもそも先生が言ってる事わからなかったし. まぁー足りなかったね.
A:もうちょっとできてもよかったねー.
G:自分は, わかんないと動けないんですよ.
A:それ, ローカルミニマムですね.それに陥っている人って結構多い. そういう時って, 考えてもわかんない. だから, やってみた方が早いんだよ. で, やってみた中からヒントを探す.
G:そうなんですよ.だから, 今年はお手本としてひたすらD君を見てました.
D:俺はグローバルマキシマムだから.
(一同, 爆笑)
G:最近はガムテープテクノロジー*18とか平気で使うし, 今年に入って作るのが早くなった.
D:それは良いことだね, 固定とか後でやればいいからね.
G:実際それで作ると, それで展示するはめになるんだけどね. それでも動くんだったらまだそれの方が良いと思った. それは本当に強く思ったね.
D:成長してるね. ちゃんとハンガー*19できてお客さんの首が回ったしね.
E君(M1)の場合†
E:俺, 学会に出す事が目標ではないなと思いました.
A:ほー.
E:1年目は, 何かしら形を残す事をテーマにやってきて, 確かに形は残せたんですよ, 賞も貰えたし…*20. でも, 自分の成長度合いが低かった気がします.
一同:ふむふむ.
E:俺, ひとつのことで視野が狭くなるので, もう少し色々やるのが最適なのかなと. 研究を進める事だけじゃなく, 余計なこともやらないとな*21って思いました.
D:H科がやるべきってそこじゃない?
A:それで, あのチキン*22ができたのか.
E学会発表は一応目標にしつつも, 考える. 疑問があったら, いろんな所に派生して考える. そうしないと成長しないなって思う.
A:成長したね.
D君(M1)の場合†
G:お前, やってることが倍になってるだろ.
D:倍になっても忙しく感じねーのだよなー. 去年と変わったこと…ないね.
G:ずいぶん研究室に泊まるようになりましたよ, アナタ.
D:一時的に泊まってたね. あっ!毎日の楽しさが10倍になった. 毎日楽しくて仕方がないですねー.
A:ほー.
D:今までハンドル*23をやってて, つまんなかったじゃん.
(一同, 爆笑)
D:鉛筆削りの研究*24して良いよって言われた時から, 役に立つとかそういうのを無視して, これで世界を破壊できるな〜って.
E:鉛筆はD君らしい研究だよね.
D:さらに最近は学会発表が楽しくて. もともと演劇部だから人前でいろいろしゃべりたいんですよ. だから変な事を考えて物をつくる, 出す, やる, おれ楽しい, 毎日楽しい. それの繰り返しですね.
G:発表は楽しいね.
D:発表するためにデバイス製作とか実験とかをがんばってやって, 「どうだ, こんな頑張ったんだぞ〜. 」と自慢する.そしてたまには, 「あっ, だめですか, すいません. 」って.
(一同, 爆笑)
D:否定もされたいし, 謝まりたい. あと, 作業自体はだいぶ早くなってる気がするかな.
G:お前は今最速の男だよ.
D:その分設計は適当なんだよね…. いや, でも直さない, 直らない.
G:そもそも設計してんの?
D:してるよ, あー, これはー, 90mmくらいかなーとか. で, 失敗する. おれは資源の無駄遣いが大好きなんだ.
H:確かに3次元プリンタの名簿*25見るとD君, D君, D君になってますからね.
(一同, 笑)
D:印刷ボタン押してから, やっぱりダメだ!って思った時も止めないから.
一同:あるある〜
D:あと, 諦めも超早くなった. 諦めは早い方がいいね.
G:こだわり方間違えるとほんとだめだよね.
D:あきらめちゃいけないこともあるんだろうけど, 我々には締切があるからね.
G:守ろう, 締切.
D:最近, このデバイスできるのは10日後くらいかなーとか, 結構未来見えるようになった.全部時間を計算して, 睡眠時間はこのくらいで, 研究室にこの位泊って…とか.
G:そのとおり行かなくね?俺, まるでいかないけど. 半田付け2時間って予定書いたのに, 5時間くらいかかったり.
D:無理やりする. とにかく力わざ..でもこの前, 俺もプログラムで致命的なエラーがあって困った. 力わざで if, if, if, if, if, if…ってやってるからだな.
(一同, 爆笑)
F:昔書いたプログラム読むとそうだよねー. 昔書いたプログラムのifの個数を検索するとね, 何百何個って.
Bさん(M2)の場合†
B:1年目は, 実際に物が作れるようになってカメラも作ったし, きちんと成果が出たじゃないですか. でも, 2年目は実験もやらなくてはいけないし成果も出ないし, 辛いです.
D:いいぞいいぞー. ネガティブだぞー.
B:2年目に入ってからずっと実験してるんですよ〜. これが研究の辛いとこだなーって思いました.
A:成果が出ないって一番辛いよね.
D:あれで結果出たら超うれしいですよね.
B:楽しいことばっかりじゃないですよ. たぶん, 成果が出ないことのほうが大多数なので.
一同:うんうん
B:もちろん, そんなときにでもちゃんと相談に乗ってくれる人が周りに居ることは良い事. 人がほとんどいない研究室もあるから, 人がいる研究室って素晴らしいですよ.
D:落ち込むこともあるけど, 私この街が好きです*26.
B:そういうことです.
E:ポスター参照みたいな.
Aさん(D2)はすごいぞ!!†
E:Aさんの完成度はすごいよね.
G:Aさんはたいてい徹夜しないで仕上げちゃうじゃん. すげー余裕を持ってるのね.
E:Aさんの作品みると, なんらかの面白いって要素が絶対あるんだよね.
G:自分のこだわりをちゃんと入れてるよね.
E:そこが違う.
D:俺ら, まだ高品位*27まで達してないね.
一同:ねー.
D:だから今年は, 高品位の方に…. あー無理. 性格的に無理.
A:D君はそこら辺を 突き詰めると, もっと強くなるんだけどね.
G:2年目になって実感するAさんの凄さ.
A:毎日, 自分にサマリー送ってるからね. 今日やった事と, 明日やる事と, 今までやった事.
D:メール送ると気合入りますか.
A:この方法は MERL*28に行ったときに教えてもらった. 俺の場合, 先生からあれこれ言われないから, 自分でやらないといけないんだよ.だから結構役に立ってる.
こんな学生に来て欲しい†
D:じゃあ, 来年の4月に学生きますけどー, ぶっちゃけどんな人に来て欲しいですか〜?
E:うちらと全く違う人.
G:今いるのは, ぽっちゃり系, 背たかい, ちいさい, うごける, きもい, かわいい, ミステリアス, ほとんどいるわw
D:ここにいないキャラってなんだろうね?
A:パンク.
G:服装だけパンクの人はいやだけどw
H:統計に強い人ですね.
一同:それ重要!
G:プログラミングできる人.
A:バイク仲間がいれば良いな.
D:頼れる人.
A:そ, それは, 先輩として良いのか?
G:何でも良いから何か一つもたらしてくれ.
D:風呂は入ってくれ.
一同:それ重要!
H:社会性もって, ちゃんとやっていけることは重要ですね.あと, できればとんがっててほしい.
G:C君とかはあきらめないでちゃんと追い続けるから. 誕生日に握手しに行ったりするし.*29
F:握手してうれしいか?
C:うれしいよ!
G:柔らかかったんだよ, 柔らかかったんだよ, 柔らかかったんだよって, 三回も言ったよね.
C:いや, もうちょっと言ったかな〜w. ふふふっw.
D:こだわった趣味がある人が来て欲しいね. ただし, ただのガジェット好きはダメ
A:消費者はいけないんですよ. 知識がこれだけあるって事をステータスにするのは, 悪いオタクの典型だ.
G:こんな人初めてって人に来て欲しいよね…. リアル芸能人とか, リアルホームレスとか
D:それすげーノウハウ持ってそう.
A:背景はちゃんと調べてからね.
D:俺は酒を一緒に飲める人がいいなー. まだ飲めるのかーいって感じの.
F:この研究室の中ではいないの?
D:H君が超飲めるよ. けど, がんばって飲まないから.
G:ミステリアスだから.
D:H君が暴走したら引くね. 逆に.
未来の梶本研†
D:未来って何?今まで未来を作り続けてきましたが
G:2年目は新ネタが少なかったよなー.
A:発表は去年より全然良いんだけどね.
G:継続でみんなやってるからかな?
A:新しく配属された人が少ないからねー.
G:全員, 月一個アイデア出すか.
H:それおもしろいですね.
G:しかも, 面白くなかったら, もう一回考えてくるみたいな.
H:アイデアが見える形で飽和してるって良いですね.
D:ヒューマンメディア工房*30でアイデアを毎年全員発表しそこから数個研究にする.
E:それいこう.
D:でもそしたら同時開催の研究室公開ができない. 先生一人でデモをやることになる.
E:まぁ…それでいいんじゃないw
(一同, 爆笑)
B:先生, ファイト!
A:ちなみにみなさん, まだまだ僕のネタもありますから, 暇を見つけたら誘っていきますので.
D:嫌です. Aさんが来たら, 半田をもって忙しいふりを….
(一同, 笑)
D:Aさんから逃げるために, 来年は一人ひとつちゃんと言おうね〜.
A:おいおいw
D:でも, いつかアイデアが全然出なくなったらって思うとこわいなー.
A:アイデアって, 出さなくても出なくなるから, だったら出した方が良いんですよ.
G:出るうちに出しておいた方が良いと思う.
A:大事に取っておくと, それは浮かんだ瞬間から過去になっていくから. たぶん風化していくんだよ. あるうちに出しておくとアイデアがアイデアを生むんですよ.
E:アイデアが出てきたらすぐ形にするべきだね.
A:そう, だから, Under the desk*31が1週間ってそういうことなんですよ. 先生も言ってるでしょ. 大体, 1, 2週間で見切りをつけなさいって.
E:作ってみたらチャチイのって結構ありますもんね.
H:一回, 他の人に話してみると良いかもしれないですね.
B:でもH君, 秘密主義だけどw
D:話せる人来て欲しいよね〜. いいバカ探してます*32.
A:じゃあそろそろ, C君に締めてもらおうかね.
D:はい, 未来の梶本研イコール?
C:イコール…そんなことは未定ですよ.
一同:シーン…
E:じゃあ…もっと俺!!
一同:シーン…
E:いいんだ…これは俺の目標だから…
C:発散は?
B:発散?
A:発散ね〜.
E:まだ発散していっていいと思うよ.
D:3年目くらいまではお茶目な感じでいいよね.
*1 梶本先生と同期のお方. 梶本研究室と共同研究をしている. ヘリコプタシミュレータの操作はピカイチ
*2 NさんはCHIでプロペラ(USB扇風機)に再帰性反射材を貼って映像投影するというデモを行っていた
*3 Lavalで展示した作品「Ants In The Pants」はIVRC*4に参加しLaval Virtual賞を受賞したため展示可能となった. 受賞すると旅費のほとんどが支給される
*4 国際バーチャルリアリティコンテスト. 2007年は梶本研メンバーを中心に製作した「虫 HOW?」が総合優勝, 2008年は児玉研メンバーと協力し東京予選まで出場した
*5 H君はヒューマンメディア工房コンテストで, 設定した起床時間を過ぎるとコーヒーがぶちまけられるという目覚まし時計を提案していた. これなら誰もが起きるだろう
*6 梶本研究室は配属前に必ず先生と面接を行う. 成績よりも単位が基準を超えていることと人格が大事らしい
*7 C君はみのりんの熱狂的ファンであり, 信者
*8 2008年1月に開催された「それぞれの好きな音楽発表会」を開いた所, 初音ミク, ロック, ポップ, メタルと全員ベクトルの向きが異なっていることが判明した
*9 ガリレオ
*10 半田付けから始まりマイコン制御, CAD, 画像処理など技術的な指導を行う
*11 H君はファントムセンセーション, ファンネルイリュージョンという触覚の錯覚を研究テーマにしている
*12 学会に論文を投稿する際, 先生の添削が必ず入る. 99.9%の修正が入ったりする. 結婚後にはその添削スピードにさらに磨きがかかったとの噂も
*13 研究室メンバー. リンパ腺破裂により座談会不参加. ぐっさりばっさり研究者
*14 バーチャルリアリティ学会. 日本全国のVR研究者たちが集まる学会. 梶本研究室の研究領域である「触覚」のセッションは非常に盛り上がっている
*15 研究室メンバー. Nさんの指導を中心に研究を行っている. 研究テーマは移動感覚増強
*16 技術をエンタテインメントへ応用することを中心に議論が行われる学会. 音楽やゲーム, アート, デバイスなどジャンルは様々. 2008年は「エンタテインメントコンピューティングのどこがどう研究になるのか」というビッグなタイトルをつけたセッションが行われていた
*17 ジッパーを開閉する際に生じる触覚についての研究. 大きいジッパーを閉める時の抵抗感…たまらない
*18 何か物を固定したりまとめる場合に使用する, 掟破りの必殺技. 緩みやすい
*19 ハンガーを頭に挟むと首が旋回してしまう現象についての研究. 実際に頭部側面を圧迫するデバイスを製作し, 同様の現象が再現可能となっている
*20 E君の研究はインタラクティブシステムに関する学会WISS2007でベストデモ賞を受賞した
*21 植物に夜光塗料を塗ることで葉脈を光らせる実験など, 研究とは関係なく興味を持ったことをやっていた. その植物は見事に枯れた
*22 ヒューマンメディア工房コンテストでE君が製作した作品. 通常状態ではケラケラ笑っているが, 人が近づいてきたら威嚇するという, ある意味ツンデレなロボット
*23 ハンドルが膨らんだような錯覚を提示するD君の卒業研究. 女性は感じない傾向にある
*24 手動鉛筆削りのゴリゴリ触感についての研究. 実際に鉛筆を削る事なくその感覚が得られるのでエコである
*25 工房にある3次元プリンタを使用する場合には名簿に名前を書く. 一回使用するごとに名前を書くので, 使用頻度の高い人間が特定できる
*26 梶本研究室の今年のキャッチフレーズ. 実際には”研究室”と書いて”まち”と読む.
*27 Aさんのメインテーマ「高品位触覚提示装置」に由来している
*28 Aさんがインターンシップしていたアメリカにある研究所. 修論締切ギリギリまで帰ってこなかったため, 徹夜の修論製作だったらしい
*29 みのりんの握手会にまで参加するC君. ファンの鏡です
*30 毎年調布祭に合わせて開催される作品コンテスト. 梶本研究室は毎年何か奇天烈な作品を応募している
*31 こっそりとやる研究のこと. 企業などでも推奨されることがある
*32 今年の梶本研究室のキャッチコピー. 良質なバカを求めます.