2007年度 座談会†
研究室の方針を教えてください†
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現在のところ触覚を中心としたバーチャルリアリティ/ヒューマンインタフェースの研究を行っていますが,これらの分野にこだわる必要は全くありません.
学部学生の場合,まずスタッフや先輩から研究テーマの候補を提示されます,その後約1か月半は技術的な講習会を行います.プログラミング,電子回路,機械工作など,研究に必要なスキルを短時間で身に付けることになります.またこの期間中もその後も,研究分野に関係するイベントや施設にたびたび訪問して見聞を広げる機会を設けています.
講習の傍ら考え,6月には提示されていた研究テーマのうちのどれかを選択して研究をスタートします.しかしこの時点で,すでに自分で面白いアイデアに到達していれば,研究室はそのアイデアを実現するための場所となるでしょう.また研究中に発見した新たなテーマを掘り進めることは大いに推奨されます(というよりも,それが研究です).本研究室では,自分で提案できることがとても重要です.
同時にIVRC(国際学生対抗VRコンテスト)やヒューマンメディア工房,学内の発明コンテスト等のコンテストに自力で応募する事を強く薦めています.こちらは教員は干渉せず,アイデア出しから展示までの行程すべてを学生が自力で実現するための体験の場ととらえています.つまり研究室では二つの並行したトラックがあると考えて良いでしょう.
どのようなスキルが要求されますか?†
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バーチャルリアリティ/ヒューマンインタフェースに関わる研究は,ハードウエアの製作をしなければ示せないことがほとんどです.このため電子回路製作(マイコン程度),プログラミング(主にC言語),機械工作などは一通り経験することになるでしょう.これらのスキルを事前に持っている必要はありませんし,プロフェッショナルなプログラマや設計者の育成が目的ではないので,研究に必要なだけその場その場で学べば結構です.ただ物づくりが好きである必要はあります.電通大では多くの学部の授業,工房等で物づくりを体験する機会があります.そうした授業に積極的に出ておくとなお良いでしょう.
特に人間コミュニケーション学科ではヒューマンメディア工房(西6号館401号室)という,ものつくりを一通り行える優れた設備環境があり,学生が自由に使うことができます.
事前に読んでおくべき本はありますか?†
事前に教科書を読んでおく必要はありません.また受けておくべき授業もありません. 研究室希望前にこの分野を知っておかないと不安であれば,次のような書籍があります.
- バーチャルリアリティ入門:舘暲,筑摩書房(2002)
これまでの経験上,バーチャルリアリティ/ヒューマンインタフェースに関する自分なりの夢ないし妄想を持つことの出来る人ほど研究も進むようです.この分野は多くの小説,漫画,映画,ゲーム,アニメ等に取り上げられていますので,そうしたものを通して自分なりの立ち位置を作るように心がければ話が通じやすいでしょう.
研究したい分野は決まっているのですが...†
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電気通信大学は現在,世界で最もVR,ヒューマンインタフェース,触覚等に関する研究室が集まっている場所の一つと言えます.この分野を研究したいがどの研究室を選んだらよいか分からない,という人のために,長谷川研究室が研究室選択のためのマップを用意されています.参考にしてください.
他学科/他大学/社会人からの進学は可能ですか?†
可能ですし,大いに推奨しています.
学部の卒論配属は3年生の12月〜2月ですが,特に他学科からの場合学科間の調整が必要になるので早めに連絡してください.
大学院の入試情報は大学の入試案内を参照ください.この場合も事前に配属希望先の教員の了解を得る必要があります.早めにメールにて連絡ください.
コンタクトしたいのですが?†
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