加藤 寛士

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所属

  • 電気通信大学大学院電気通信学研究科 人間コミュニケーション学専攻 博士前期課程1年
  • 〒182-8585
    東京都調布市調布ヶ丘1-5-1 電気通信大学
    人間コミュニケーション学科 西3号館4階402号室
    TEL/FAX 042-443-5363

ひととなり

  • 自己紹介
    調布生まれの調布育ち.
    本屋さんやWEBサービスのウオッチが好きです.
    目を離した隙に,自転車やバイクで遠くに一人旅に出かけたりします.

    サブカル系と言われますがあまりピンときてません.
    策士と言われますが基本的に善人のはず.

    最近はよく英語コンプレックスをこじらせています.
    勉強してるつもりなんだけどまだまだ,なかなか…

  • 生き方・思想
    日常生活とエンターテイメントの境界が分からなくなる.どんどん区別が難しくなる… 仲間と協力しながら,そんな世界を作りたいです.

    例えば…
    学習塾とゲームセンター,同じ施設にできないでしょうか…
    どうにかして退屈な単純作業をエンターテイメントに変換できないでしょうか…
    そんなコトを日々妄想しながら, バーチャルリアリティやヒューマンインターフェイスについて研究しています.

    10年後…
    みんなが働いたり学んだりする日常をもっと大好きになって, もっと人生を愛せるような,ステキ社会を作っていたいです.

研究テーマ

  • 触の錯覚(ファントムセンセーション)
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    「錯視」は有名ですが、実は「錯触」とでも言うべき現象もたくさん存在します。
    ファントムセンセーションもそんな触覚の錯覚現象の1つです。その名の通り…
    触られていないのに,触られていると知覚してしまう現象
    のことです.ファントムとは英語で幽霊やまぼろしを意味します.
    この現象を発見したのは,ノーベル医学・生理学賞を受賞*1した,1940年代頃から活躍した音響・生物学者のベケシー(Georg von Békésy)です.
    不思議な現象ですが人工的に起こすことも出来ます.

    ファントムセンセーションは既に触覚呈示装置への応用も多く試みられていますが、生起の条件や現象自体の特性は未解明な部分も多くあります。
    ファントムセンセーション現象の特性を解明・整理し、さらに新たな検証も行うことで認知科学の分野や新たな触覚呈示装置の開発に貢献することを目指しています。  

業績

  • 国内口頭発表
    • 加藤 , 橋本 , 梶本 : ファントムセンセーションの拡張に関する研究(第1報):「ファントムセンセーションに対する刺激特性の付加」,日本バーチャルリアリティ学会 第13回大会論文集(2008年9月奈良).[filepdf]
  • 加藤 , 橋本 , 梶本 : 「Iファントムセンセーション現象と刺激像の質的変化」,第9回(社)計測自動制御学会 システムインテグレーション部門(2008年12月岐阜).[filepdf]
  • 加藤 , 橋本 , 梶本 : ファントムセンセーションの拡張に関する研究(第3報):「刺激像への特性付与と触覚ディスプレイへの応用検討」,日本バーチャルリアリティ学会 第14回大会論文集(2008年9月東京).[filepdf]
  • 加藤, 橋本, 梶本:前腕部ファントムセンセーションを用いたポータブルゲームの触覚的没入感, WISS2009(12月 静岡),2009.[filepdf]
  • 学位論文
    • 学士論文 :ファントムセンセーションの特性とその拡張性,電気通信大学人間コミュニケーション学科(2009).

*1 ファントムセンセーションとは別テーマ