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資料

Q&A

どんなところ?

梶本研究室は現在バーチャルリアリティ/ヒューマンインタフェース/エンタテインメントの研究を行っています.
研究室配属希望者へのゼミの見学は随時受け付けています.

研究室の方針は?

学部学生の研究テーマの決め方は次のとおりです.まず4月にスタッフや先輩から今ある研究テーマの候補を提示されます,その後約1か月半は技術的な講習会を行います.プログラミング,電子回路,機械工作など,研究に必要なスキルを短時間で身に付けることになります.

講習のかたわら,自分のやりたい研究を考えてもらいます.講習後,候補として挙げていた研究テーマのうちのどれかを選ぶか,この時点ですでに自分のアイデアを持っていればそれを開始します.

同時にIVRC(国際学生対抗VRコンテスト)ヒューマンメディア工房学内の発明コンテスト等のコンテストに自力で応募する事を薦めています.こちらは教員は関係せず,アイデア出しから展示までの行程すべてを学生が自力で実現するための体験の場ととらえています(この成果が研究テーマになることも良くあります).つまり研究室では漠然と二つのトラックがあると考えて良いでしょう.

研究者としての到達目標は次のようなものです.
学部:研究テーマを自分で提案することができ,その意義を他人に納得させることができる.
博士前期課程:後輩の研究指導に研究テーマ提案の段階から参加でき,後輩にそのテーマを魅力的と思わせられる.
博士後期課程:独立した研究者として研究室内研究室を運営できる.

どのようなスキルが必要?

 研究能力と学部時代のGPAには関係がほぼないことが分かっています。(これは研究室内で卒業生を対象に、研究発表件数など複数の指標で調べたものです。相関係数が0.1を超えることはありませんでした)。ただ当然ですが数学と英語に関しては研究上の基礎体力となります。
 研究室では電子回路製作(主にマイコン),プログラミング(主にC言語),機械工作などは一通り経験することになるでしょう.これらのスキルを事前に持っている必要はありません.研究に必要なだけその場その場で学べば結構です.ただ物づくりが嫌いでない必要はあります.H科の学生でしたら,マイコン関係の3年生実験が嫌でなかったなら,スキル的な適性は十分です.
 電通大では多くの学部の授業,工房等で物づくりを体験する機会があります.そうした授業に積極的に出ておくとなお良いでしょう.特に人間コミュニケーション学科ではヒューマンメディア工房(西6号館401号室)という,ものつくりを一通り行える優れた設備環境があり,学生が自由に使うことができます.
 博士前期課程位から海外での発表の機会があり,書く・話す英語力が必要になってきます.また研究を進めていくと信号処理や制御に関する基礎的な知識が必要になってきます.こうした知識は必要性がないと身に付きませんので,研究室配属後,必要性を感じた後に自学自習をしたり,学部講義(認識行動システム論)を再度受講してもらったりしたほうが効率が良いかもしれません.

事前に読んでおくべき本・勉強しておくべきことは?

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事前に教科書を読んでおく必要はありません. 研究室希望前にこの分野を知っておかないと不安であれば,次のような書籍・情報があります.

これまでの経験上,人間―機械系に関する自分なりの夢ないし妄想を持つことの出来る人ほど研究も進むようです.この分野は多くの小説,漫画,映画,ゲーム,アニメ等に取り上げられていますので,そうしたものを通して自分なりの立ち位置を作るように心がけることはかなり重要です.

学部講義としては3年生の「認識行動システム論(総合情報学科の新カリキュラムではインタラクティブシステム論)」を研究上の基礎教育と位置付けていますので受講を勧めます。

他学科/他大学/社会人からの進学は可能ですか?

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可能ですし,大いに推奨しています.

学部の卒論配属は3年生の12月〜2月ですが,特に他学科からの場合学科間の調整が必要になるので早めに連絡してください.
大学院の入試情報は大学の入試案内を参照ください.この場合も事前に配属希望先の教員の了解を得る必要があります.早めにメールにて連絡ください.

他大学に進学/留学したいのですが

こちらも大いに推奨しています.
2010年度の例では修士課程の学生が二人フランスに留学(3ヶ月)しました。

コンタクトしたいのですが?

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 メールしてください. (フィルタの誤動作で読めない事があります.数日中に返事が無い場合は電話などの手段を講じてください.)