(2014.5.26) 研究室内部資料でしたが公開することにしました

一番簡単な学会動画作成方法

(2012/6/26 梶本)

Office2010から、パワーポイントからwmvをいきなり出力できます。これをつかうとほとんど何も考えなくてもSIGGRAPHムービーができてしまいます。

1.学会発表用のパワーポイントを用意します。

2.スライドごとに字幕を用意します。一枚のスライドに複数の字幕が必要ならアニメーションも設定します。

2. 動画を画面全体にしたりして配置を変え、音を消します(動画の再生オプションでミュートを選ぶ)

3. スライド間の切り替わり(「画面切り替え」)を「フェード」に設定します。これはまとめて設定できます.

4. 「ファイル」⇒「保存と送信」⇒「ビデオの作成」を選択します。動画の品質は、2分程度なら960x720で50MBくらいです。5分くらいだと640x480に下げる必要があるかもしれません.

5. 「記録されたタイミングとナレーションを使用」で実際に発表するつもりでスライドを流し、記録します。

6. 書き出せば終了です。10分位かかると思います。

後からBGMをつけたり微調整したりするのにPremierを使ってもよいでしょう。

この方法ですと、撮影を含めなければ1日で終わります。以前からSIGGRAPHムービーの作成に一ヶ月くらいかかってしまい、その膨大な負荷がSIGGRAPH投稿を妨げていた気がするのですが、このパワーポイントを使った方法は良い見切りだと思います。

この方法でできたSIGGRAPH ASIA2012の動画と元のパワーポイントファイルを下記においています。

Skeletouch2012HighRes.zip

追記

(2013/9/12 梶本)

いくつか新たに気づいた点を追記します.

・以前はパワポの「記録されたタイミングとナレーションを使用」で時間を記録していましたが,やはり微調整したくなるのでパワポ内でアニメーション時間設定を細かくやるほうが良いです.この場合もページごとの切り替えを自動にするために,スライドショー⇒スライドショーの設定で「自動プレゼンテーション」「保存済みのタイミング」にする必要があります.画面切り替え⇒画面切り替えのタイミングで自動的に切り替えをチェックしてページごとの切り替え時間を入れます.

・Windowsのムービーメーカーの最新版をインストールすると,保存オプションがwmvだけでなくmp4/h264が選べます(そちらがデフォルトになる).

・ムービーメーカーで最後に音入れも出来ますが,音楽の追加ボタンで出てくるFree Music Archiveは結構良いです.ライセンスに気をつける必要があり,場合によっては作者にコンタクトする必要がありますが,Commercial Use OKのものも結構あります.

・というわけでもうPremierは使わない気がします.

・時代的にVGA(640x480)サイズはやや見劣りするようになってきたので,ビデオ撮影時も少し高い解像度で撮ったほうが良いです.今回はVGAで撮ってしまいやや不満.ただVGAで撮影した動画をppt上に貼り付けてVGAで書きだすとさらに画質が悪くなるので,VGAで動画を撮影したとしてもpptからの書き出しは960x720くらいが良いと思います.

・この方法で出来たCHI2014の投稿動画はこちら \\192.168.1.65\personal\kajimoto_temp\CHI2014